メンフィス・ミシシッピ州セミナー
3年前のハリケーン、カトリーナを彷彿(しないか・・・{%雨webry%})させられる嵐の中、
今日はメンフィス・ミシシッピ州観光セミナーに行ってきた。
あの「ルート66」をアメリカの動脈と称するなら、
さしあたりミシシッピ・リバーは、アメリカの静脈だろうな。
写真はセミナー会場でもらったキーホルダー。
真ん中に書いてある「TUPELO」、ツペロはミシシッピ・デルタにある小さな街の名。
でも、この小さな街は、ここで生まれたエルビス・プレスリーのために、
世界的に有名な街になってしまった。
ミシシッピ・デルタとは、
ミシシッピ・リバーの本流と支流の間にできたデルタ地帯のことだそう。
ここは、アメリカの代名詞みたいな綿花畑があったり、
ブルース発祥の地だったり、
B.B.キングのホームタウン、そして
法廷モノ作家、ジョン・グリシャムが卒業したミシシッピ大学もあったり、
今も昔も、アメリカン・カルチャーを発信し続けている地域だ。
街にはひなびたパパママ経営のダイナーがあったり、
チェーン展開していない個人経営のB&Bがあったりで
古色もまたをかし。の雰囲気だ。
もっとも、くだんのツペロの街にはトヨタの工場もできるそうで、
日本との距離はぐっと縮まってくるのだろうが、
アメリカって、L.A.とかNYみたいなところばかりではなく、
こういう渋いアメリカを見てほしい、
こういう暖かいアメリカに触れてほしいと
私はアメリカ人ではないけれど、なぜかそう思うのである。