Tomoko's travel

トラベルライター/ジャーナリストの松田朝子が綴る旅の日々。旅すると更新します。

工場萌え~☆コンビナートな夜★

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火焔吹き上げるコンビナートから、機械油の匂いが充満する町工場まで、 規模の大小にかかわらず、「モノを作っているところ」に揺さぶられる私。 そう、いわゆる「工場萌え~{%ハート1webry%}」なのだが、 そんな私に火をつけた{%火webry%}のが、 「川崎工場夜景バスツアー」 このツアーのことを数ヶ月前、新聞記事で知った私は、 その日のうちに川崎市の商業観光課に問い合わせをした。 それによると、このツアーはすごい人気で、申込は毎月一日に、翌月分の受付をするとのこと。 催行は週末の金曜日(7,8月は毎週、それ以外は第一、第三金曜)なのだが、 毎回受け付け開始から1時間以内には完売だそう。 実際、私も6月1日の朝、受付開始時間の9時半からずっと電話をかけ続け、 話し中の音を聞き飽きた頃やっとつながり、今回の席を確保したのだ。 3時間3200円のバスツアーは、 限定公開の絶景ポイント、「ザ・ウェーブ」並みの狭き門なのだ!!! しかし工場萌えのなんと多いことよ。(それも女性がほとんどなのだそう) そして待ちに待った昨日、7月16日。 川崎駅を午後6時半に出発したバスは「満員状態」。 このツアーの凄いところは、闇雲に工業地帯をまわるのではなく、 夜景評論家、丸々もとお氏監修のもと、 「川崎工場夜景ナビゲーター」さんのガイドで回るのだ。 さらにこのナビゲーターになるためには、厳しい「川崎検定」に合格しないと ダメなのだそう。 こういった「本気{%力仕事webry%}度MAX」な姿勢が、人気のゆえんかもしれない。 そして訪れる人は工場のみならず、「川崎という街」にも興味を持つようになるのだ。 バスは一路東扇島エリアへ。 凱旋門を模して建造されたという、川崎マリエンの屋上からは、360度の工場夜景が!
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刻々と色の変わる空。日没後すぐのこの時間は、 夜景ナビゲーターさんいわく、ブルーモーメント(薄暮)といって夜景のベストタイムなんだそう。 そのあとは千鳥町エリアで、 パイプのた繰る、虚飾のない工場そのものを 間近に見学。
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上手く撮れなくて残念・・・(三脚は必携!) このあたりがマニア垂涎の地らしいが、それわかるよ。 誰に媚びることなく24時間働き続ける工場は、 モノを作らなくなった日本人を恫喝するかのように、猛々しくも無機質に立ちはだかっているのだ。 そして普段は立ち入り禁止の「川崎臨港倉庫㈱」 屋上からも特別見学。
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アクション映画とか、刑事モノドラマに出てきそうな倉庫群も萌え~{%ハート2webry%} さらには東扇島公園からコンビナート全体を見渡す。
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ああっ!写真が上手く撮れないので、公園の橋をば… この橋はどこまで続いているのでしょうね? そして最後はこのツアーのクライマックス、 BOSSブラックのCMにもなった首都高東扇島インター~殿町インター間のネオンの洪水!!! ここにくるとバス内は室内灯が消され、ジャズが流れ、 あたかもネオンのなかをにたゆたうような… (感動のあまり、写真忘れ・・・。ここは肉眼で、五感で、味わってもらいたいかも、とエクスキューズ) この景色のために、バスはおそらく首都高ではありえない低速走行をしてくれる。 そしてあっという間に川崎駅へ。 ふだんなら夕食の時間帯なのに、 空腹を感じる暇もなく、夢中で景色を全身で味わった、 そんな3時間の「異次元体験」、季節を変えてまた訪れてみたいなあ~~~!