Tomoko's travel

トラベルライター/ジャーナリストの松田朝子が綴る旅の日々。旅すると更新します。

魅惑の地・ニューメキシコ アビキューとゴーストランチ

 
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人生崖っぷちのオンナが崖っぷちに!
え?切羽詰まった感はない?引きで見るとちょっとわかる?
私が乗っていた岩以外は何もない。
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このあたりはアビキューという地域で、アメリカを代表する画家、ジョージア・オキーフ
ニューヨークから移り住んだ場所。彼女の作品には、このあたりの風景がよく描かれている。
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たとえば、このペダナール山。
この山を、ジョージア・オキーフが38回描いたそう。
こんな構図もありましたね?ここはチャマ・リバー。
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あ、ここいらへんは、最近の映画「カーボーイ&エイリアン」にも出てくるので要チェック♪
その他、ニューメキシコは映画のロケ地だらけ。
何でも、ニューメキシコはハリウッドやフロリダと並んで映画産業が盛んで
映画製作の10%を州が負担してくれるとそう
映画を作りたい人、ぜひニューメキシコへ!
ターミネーター5」も、舞台はニューメキシコだそうです。

そして、このログハウスは映画「シティ・スリッカーズ」のセット。
相当昔の映画だけど、そのまま残っている&しかも風景に溶け込んでいるし。
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住めるかも?住んじゃおうかしら?
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  このあたりはオキーフが「世界中で一番美しいところ」と評したゴーストランチ。
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オキーフが夫のスティーグリッツに残した手紙に、
・・・神がすべてを宙に投げ出し、それぞれ転がって行きたい場所へ
行かせたと想像するにはあまりにも壮絶な山や崖や湿地帯。
ジョージア・オキーフ 崇高なるアメリカ精神の肖像 より引用)
という一文があるけど、まさにまさに、な風景。

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今、六本木の国立新美術館で開催中の、「モダン・アート・アメリカン」にも、
ジョージア・オキーフの作品が出展されているので、
この風景がどう描かれているか、見に行ってみて~

彼女の描く荒野は、息づかいがきこえてきそうなくらい、艶かしく私には見えるけど、
きっとこの風景を見たら、それもそうかもーーーと思えるのではないかしら?


                       All photo by Yuji Iijima
  

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