Tomoko's travel

トラベルライター/ジャーナリストの松田朝子が綴る旅の日々。旅すると更新します。

タンゴとアートに彩られた街 ブエノスアイレス

タンゴをする、しないにかかわらず、 ブエノスアイレスにキターーーーーー! っていう気分に浸れるのが、サン・テルモとボカ。
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マテ茶のカップ、ボンビージャを売るおばさん。サン・テルモのサンデーマーケットにて。
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マテ茶はこんなふうに売られている! これもサン・テルモ。 サン・テルモの街が栄えたのは、1870年、黄熱病の流行以降のこと。この土地にいた富裕層はこぞって転地をしてしまい、後に残された貧困層たちは不安な気持ちを紛らわすために毎日,このあたりで酒を飲んだり踊ったりしていたのだそうだ。タンゴは、そんな中で生まれたのだという。
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今では、日曜ごとに市が開かれ、アンティークグッズやら衣類、革製品、CDなどなどが,石畳のストリートいっぱいに並べられて、人でごった返している。 ブエノスの滞在が日曜にかかるなら、ぜひここは訪れてほしいかも。 そしてやっぱり、日曜はひときわにぎわいを見せているのが、ボカ。
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ボカ地区の、カミニートと呼ばれる通りにはこんなカラフルな建物が並んでいて、 見ているだけでウキウキ。 かつて、ヨーロッパからやって来た移民たちは、このボカの港から入国したそうで、 船の塗装に使われたペンキを家々に塗ったのが、これらの建物の発祥なんだとか。
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また、ボカは有名な画家キンケラ・マルティンを輩出したところでもあり、カミニートには週末になると、アーティストがいっぱいやって来て、ブエノスアイレスの街や、タンゴダンサーなどを描いた作品をずらっと並べている。 私もここで、タンゴの絵を買いましたーーー!
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お土産屋さんもたくさん! そして最後に、ブエノスで受けたレッスンの風景。
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いまだ手動(!)エレベーターがある、古い建物の中のスタジオはいい味だしていて、 昔の映画「フラッシュダンス」なんかを思い出したりして。 こんなロマンチックなブエノスアイレスの街や、魂の叫びでもあるタンゴ、 それらを心の端に刻んで、来月は私もタンゴの発表会に出ます!!!