Tomoko's travel

トラベルライター/ジャーナリストの松田朝子が綴る旅の日々。旅すると更新します。

大人の旅・セドナ~サンタフェ旅行記

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mixi日記を見てくれた人、すみません~そのまま貼っちゃいました~

12月3日~10日まで、アメリカはアリゾナ~ニューメキシコまでいっておりました。

今回は、ここを見なければアメリカを語れんぞ!

といわんばかりのアメリカ特集♪

第一弾は、私がずーっと行きたいと思っていた、

アンテロープキャニオン。

アンテロープキャニオンに関する私の思い入れは

並じゃあないよ。

10年以上前、某銀行にかかっていたアンテロープキャニオンの幻想的な写真に釘付けになった私は、それからというもの、この風景を絶対に自分の目で見てやるぞ、と思ったものだ。

それから縁あって、アメリカの国立公園の取材を何度もしたが、アンテロープキャニオンに関する情報があまりなく、

人づてに情報を集め、捜した場所だ。

必死で集めた情報は、

とにかくここは、「川底」なので、水が流れ込んだら逃げ場もなく、死ぬしかないそうである。

ゆえに、空に雨雲があっただけでも立ち入り禁止となる。

そして、普段は真っ暗だが、正午近くになって、

太陽が差し込んだときだけ、私が見た写真のような風景になるのだそうだ。

うわー! 凄え萌え~~~!

妄想しまくり状態の幾星霜。

ここは、ネイティブアメリカン、ナバホの居住区にあり、

ナバホのガイドとでないと行かれないところ。

そら、情報も入りにくいわな。

だがつい先日、そのナバホのツアー会社の人と、観光局のセミナーで会うことができ、私は鼻息を荒げて、つたない英語で質問をした。

「ここに絶対行くから、ベストシーズンを教えて」

ネイティブ・アメリカンのガイドさんは私の勢いに驚き気味に、

「ここは1年中、ベストシーズンだから」

「じゃあ、来月はっ?」

ガイドさんはすかさず、

「冬場は人が少なくて、写真もじっくり撮れますよ」

それで今回の旅行となったわけである。

旅行が決まってからは、「今日の天気」より、

ペイジ(アンテロープキャニオンのある地域)の

12月4日の天気ばかりを気にする毎日。

私は「快晴女」だけど、バイオリズムが狂うことも多々ある。

でも熱い思いが通じたのか、全日程快晴の今回の旅。

そして当日。まだ真っ暗いセドナを出発し、車で3時間。

途中、音を立てんばかりに昇る太陽を横目で見ながら、

朝9時にペイジ着。

ナバホ・ツアーのジープに乗り換えて、道なき道を

(だって川底だもん)舌をかみそうになりつつ進むこと15分。

ようやく洞窟の入り口に到着。

これを見て、ここに鉄砲水が流れ込んだらどうなるか、よくわかった。

でも、この幻想的な岩のカーブは、すべてこの鉄砲水に作り出されたものなのだ。

柔らかい地層の岩と、水が作り出したキャニオンは、

コークスクリュー・キャニオンとも呼ばれ、らせん状に

ねじれた岩が、光の角度によって様々な表情を見せてくれる。

日が高くなるにつれ、洞窟の奥まで太陽が届き、こんな私でもなんとか見られる(?)写真を撮ることができた。

勿論、夏のほうが奥まで日は差すのだが、

夏は人がいっぱいで、ただでさえ人一人通るのも難儀な場所には、三脚を立てる余地もないそうだ。

しかしこのときは、自分たちともう一人だけ。

じっくりアンテロープキャニオンを楽しませてもらいました。

あ、ここの写真は私が撮ったものだけど、

本格的にも撮ってもらっているから、それはまた別のところで…。

というわけで、アメリカ旅行記、当分続きます~!