大人の旅・セドナ~サンタフェ旅行記 3
この旅行に出る前、六本木のジャズ・バーで
同じ旅行作家協会のメンバー、ホキ徳田さんに
「ルート66」の歌を歌ってもらった。(ピアノ演奏も!)
そんなことを思い出しつつ、アメリカのマザーロード、
でも、実際はハイウェイ40号線にカバーされていて、
ノスタルジックな旧道はどこへやら、と言う感じだ。
でも、ところどころで、
「うっはー! いい感じィ~」な場所に出っくわすのよ。
その一つが、ニューメキシコ州のギャラップ。
ノスタルジックなモーテルやダイナーの看板を見つけては、
「車を停めてー!」
を連呼する私。
でも、最近はこういう人が多いらしい。
いっそ、「アメリカの看板を撮るツアー」でも作ったらどうだろうか? これは実際やってみるとわかるが、結構大変なことなのよ。
そのギャラップで看板に引かれて入ったのが、
この「ホテル・エル・ランチョ」
年季の入った木造の建物は、山小屋風でもあり、
吹き抜けのエントランスは、イエローストーンの
オールドフェイスフル・インみたい。
そしてここには往年のハリウッド・スターたちも
泊まったらしく、
ホテルの中には、知っている顔、知らない顔のモノクロ写真が
いっぱい。
(クリスマスのイルミネーションがちょっと邪魔~)
こんな表記ですみません。
くわしく書くとネタがなくなるんで…。
しつこく看板を撮りたかったので、このギャラップで1泊。
どうしても「ルート66」沿道に泊まりたかったので、
沿道にあるベスト・ウェスタンを選んだ。
そして窓から「ルート66」を見ながら寝ることができるよう、エレベーターないというのに2階の部屋に。
(荷物を運ぶのが大変だった)
だが、寝る前に半裸で窓辺にたったら、
下の駐車場にいた人に見られちゃったよ。
(注:私は旅行中は下着を洗濯して寝るので、部屋にいるときはほとんど裸)
しかも、ここは歩いてはギャラップの街に行けないではないか。
「とても『旅乱』の本を書いた人とは思えない」とは、
旅行中、何度も言われてしまった(恥)
それでも、窓から外を見ていると、
今、私は「ルート66」上にいるんだなあ、と感涙した。
この道をシカゴからLAまで、いつか走破してやろう。
そのとき私は何歳で、誰と、
どんなシチュエーションで、
何を考えながら走るのだろうか?