Tomoko's travel

トラベルライター/ジャーナリストの松田朝子が綴る旅の日々。旅すると更新します。

スロベニア 3!

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写真は、イタリア国境近くのワイナリーにて。 スロベニアはワイン好きにはたまらない国! なぜならば、スロベニア人はみんなワイン好きだから!!! だけではありません。 スロベニアの生活必需品に関する消費税は8,5%、アルコールなどの贅沢品は20%だけど、 ワインだけはアルコールの括りには入らず、生活必需品の8,5%で買えちゃうのです。 なぜワインが安いかというと、ワインはスロベニアの伝統産業だから、守らなければならないという 考えだからだそうです。 で、訪れたのはヴィナクラス・セジャーナのワイナリー。www.vinakras.si この辺のカルスト地方の赤土は鉄分が豊富で、産出されるワイン「テラン」は古代ギリシャやローマで、 回復薬として飲まれていたのだそう。乳酸菌を多く含み、血液を強くするというそのテランをはじめ、いくつかのワインをティスティングさせてもらった。 1、Vitovska 桜のようなフルーティーな味(白) 2、Kraska Penina 軽くてさわやか (スパークリング白) 3、Izbrani Teran Elite ストロベリーやブルーベリーを思わす味(赤) 4、Teranton コーヒーみたいなスパイシーな香り(赤) 5、Teranov Liker デザートワインに近い?甘さ(赤) といった感じでどれも5~7ユーロ。 ちなみに私は1を購入。 ここはまだ日本のインポーターが来ていないそう。 そこからはイタリア、トリエステを通り、港町ピラン(スロベニア)に。 イタリアとスロベニア,この辺りは微妙に融合していて、携帯のパケ放題表示が着いたり消えたり。 だからピランは、え?ここはベネチア
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そ、それともアマルフィ
ええい、モナコかも・・・?
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そんな声があがったりしたけれど、ピランはかつてはベネチアの支配下にあったところ。
ベネチアから車で2時間半、物価もイタリアより安くカジノもあって、 休みの日にはイタリア側から多くの人がやってくる。

美しいピランには、こんな風景も。
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ここはセチョブリエ塩田自然公園。 昔ながらの手法で、まさに手塩にかけて塩が手作りされている様子を見ることができるのだ。 訪れたときは残念ながらシーズンではなかったので、塩の山は見られなかったけれど・・・
塩は、空にかえらなかった海、というのが、ここの塩のキャッチコピーにもなっているが、 なんてすてきな言葉!!!
ここはまた野鳥のサンクチュアリでもあり、手つかずの自然が見られるところでもある。 この塩田に、指一本入れただけでそこからは5年間、塩が取れなくなるという、自然の生態系には大変厳しい。
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空にかえらなかった海、買ってきました!!! 塩の花とよばれる結晶状の塩。
バスソルトも最高♡
そんなこんなと、スロベニアには、ヨーロッパのハイライト・シーンがたくさん!
観光地化されていないヨーロッパを味わいたい人にはお勧めの場所です~