L.A.旅行記
広いアメリカ、ちょっと街中から外れると、日本では考えられないような「何もない」空間がある。
モノが溢れかえる都会に暮らしていると、この「何もない」空間に放り出されるのが快感(!)で、
それが、私がアメリカに行く一番の動機かもしれない。
で、その「何もない」の中には、「何かがあった」というところもあり、
時折、味のある廃墟に遭遇することが。
ちょっと怖いけど(いや、すごく怖かった)
その中に足を踏み入れてみると、かつてそこにあった生活が垣間みられて、
その「何もない」の捉え方が変わってきたりする。
そんなところで、鬼ごっこやらなんやら遊んだ後(?)は、都会に戻ってL.A.を満喫!!!
今回、一番気になっていたところは、ダウンタウン。
私が知っている限りでは、オフィスビルばかりあるところ、という感じだったけど、
再開発で生まれ変わり、L.A.ライブという一大エンターテインメント施設が!
L.A.ライブで一番目立つ、ステイプルズ・センター。レイカーズの本拠地でもあり、
またグラミー賞の授賞式会場でもある。
その、グラミー賞にまつわる展示物があるのは、グラミー博物館。
博物館の中は撮影禁止だったけど、私が行ったときは、ホイットニー・ヒューストンのコーナーがあり、
彼女の衣装やらトロフィーなどが展示されていた。ホイットニーは、あの「I will Always Love You」で、日本のゴールドディスク大賞も受賞しているのだ。
林立するトロフィーの中に日本語の書いてあるものを見つけて、なんか嬉しかった。
グラミー博物館は音楽だけでなく、年代別に流行したものなども紹介してあるのだけど、
文化は音楽がつくり出したのではといっても過言ではないだろう。今はどうかわからないけど。
↑博物館前の歩道。
ダウンタウンはこんな感じ。
そして高級ブランドの並ぶ、ロデオ・ドライブへ。
何も買わなかった(買えなかった)けど、ウィンドウショッピングには楽しいところ。
今回の旅&写真はこちらのサイトでも紹介しています!
ラフスピ
http://woman.tabisuma.jp/tabiken/
女性の旅研究会
http://joseinotabi.at.webry.info/201303/article_1.html
http://joseinotabi.at.webry.info/201303/article_2.html
どうぞよろしく!
プーケット&バンコク食べモノ買いモノ?なモノ
サワディ カー!
お正月はおせちもそこそこに3日よりタイへ!
タイ料理なら3食続いてもOK!な私(と娘)が向かった先はプーケット。
この写真は、ジョー ルイス タイレストラン。
プーケットはパトンビーチにある、ジャンクセイロン内の素敵なお店。
レストランというよりシアターのようで、きれいな衣装の人形たちに見守られている感じ。
タイには、人形浄瑠璃みたいな古典芸能があって、
ここは、バンコクでパペット劇をやっていたシアター&レストランが移ってきたものなのだそう。
お店のスタッフも、人形使いの人みたいな服装。
パトンきっての繁華街にありながら、他と一線を画した空間で、
賑やかなのに飽きたらぜひ!
タイ料理って辛いものばかりなんでしょ?という人におススメなのが、パンケーキやクレープのお店。
そんな風に、甘いものもいっぱいあります!
こちらでもパンケーキはやっているらしいです~~~。
屋台パンケーキ屋も大人気。
そんなプーケットをあとにして、次なる訪問地はここ!
ええ、またしても行っちゃいました、バンコクのターミナル21。
今回はこないだ見落としたトイレへ。
トイレとは思えないスケール!
なんかスーパー銭湯みたい?
「のッ」?
武家屋敷かい????
そしてバンコクではお仕事モード、大好きなこの子たちに見守られて仕入れも完了。
この笑顔を胸に、今年も頑張りましょう~~~!
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バンコクのなかの妄想ジャパン!
サワディ カー! 今年もバンコクに行ってまいりました~~~!
結構、新しいスポットは押さえているつもりだったけど、ここは知らなかった、「ターミナル21」。
BTSアソーク駅から直結ターミナル21、なぜかは知らないけど、コンセプトは空港。
(このあと,帰国便にのるため本物の空港に行った私は、超混乱いたしました~)
ここは,ショッピングセンターですが、各フロア、テーマの都市があって、ローマ、パリ、イスタンブール、東京、サンフランシスコ、ハリウッドなどなど、なんとなくその国らしい雰囲気。
そして各フロアのトイレは必見!
パリのトイレはゴージャス!
ローマは古代ローマ風。
東京のトイレの表示はなぜかひな人形。
こんなのも!
ちなみに、山手線の駅名はそれぞれがショップ。うんうん。これだけ東京をわかっているのなら・・・
日本語になってないしー!
激しく意味不明だしー!
ちょっと昔のブレードランナー風?
他の都市はここまでイジられていないのに、東京だけなんででしょ?
でも,何だか愛されている気がしました。
私たちが毎日、お金ないとか,景気悪いとか、ブー垂れながら暮らしている東京が、
海外ではこんな風に、おなか抱えて笑えるくらい楽しい街だったなんて、思ってもみなかったです~!
日本の皆さん、もっともっとバカバカしく生きましょう~~~(違うか?)
タンゴとアートに彩られた街 ブエノスアイレス
タンゴをする、しないにかかわらず、
ブエノスアイレスにキターーーーーー!
っていう気分に浸れるのが、サン・テルモとボカ。
マテ茶のカップ、ボンビージャを売るおばさん。サン・テルモのサンデーマーケットにて。
マテ茶はこんなふうに売られている! これもサン・テルモ。
サン・テルモの街が栄えたのは、1870年、黄熱病の流行以降のこと。この土地にいた富裕層はこぞって転地をしてしまい、後に残された貧困層たちは不安な気持ちを紛らわすために毎日,このあたりで酒を飲んだり踊ったりしていたのだそうだ。タンゴは、そんな中で生まれたのだという。
今では、日曜ごとに市が開かれ、アンティークグッズやら衣類、革製品、CDなどなどが,石畳のストリートいっぱいに並べられて、人でごった返している。
ブエノスの滞在が日曜にかかるなら、ぜひここは訪れてほしいかも。
そしてやっぱり、日曜はひときわにぎわいを見せているのが、ボカ。
ボカ地区の、カミニートと呼ばれる通りにはこんなカラフルな建物が並んでいて、
見ているだけでウキウキ。
かつて、ヨーロッパからやって来た移民たちは、このボカの港から入国したそうで、
船の塗装に使われたペンキを家々に塗ったのが、これらの建物の発祥なんだとか。
また、ボカは有名な画家キンケラ・マルティンを輩出したところでもあり、カミニートには週末になると、アーティストがいっぱいやって来て、ブエノスアイレスの街や、タンゴダンサーなどを描いた作品をずらっと並べている。
私もここで、タンゴの絵を買いましたーーー!
お土産屋さんもたくさん!
そして最後に、ブエノスで受けたレッスンの風景。
いまだ手動(!)エレベーターがある、古い建物の中のスタジオはいい味だしていて、
昔の映画「フラッシュダンス」なんかを思い出したりして。
こんなロマンチックなブエノスアイレスの街や、魂の叫びでもあるタンゴ、
それらを心の端に刻んで、来月は私もタンゴの発表会に出ます!!!
タンゴはブエノスの財産!タンゴの世界選手権大会
暑い暑いとフウフウ言っている今の季節、寒い寒いと言っているところもあるなんて,
頭ではわかっていたけど体験するのは今回が初めて!大航海時代の言葉を借りれば、
PLVS VLTRE、世界は果てしない!
そんなコロンブスの気分で、冬のアルゼンチンに行ってきた。
フライトは、成田~ヒューストンが約12時間、
トランジットが7時間(!)
ヒューストン~ブエノスアイレスが約10時間。
どこへでも簡単に行けちゃう今の時代、この距離と時間はまさに大航海時代(大げさ)なみ。
避寒に行くには寒すぎる冬のアルゼンチンに、何でまた行ったかというと・・・
毎年、8月中旬~下旬にかけて、同時期の北半球並みに(?)アツ~く燃えるイベントがあるのだ。
今年は8月14日から28日の間だったけど、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスでは、
毎年タンゴ・フェスティバル&世界選手権が開かれる。
このイベントに例年、世界中からダンサーや演奏家たちが集まってきて、
街はタンゴ一色!という感じの2週間となるのだ。
ブエノスアイレス市文化庁主催の「タンゴ・ブエノスアイレス、フェスティバル&ダンス世界選手権」は 今年10回目を数える。期間中は 2000人以上のアーティストたちによるショー、ミロンガ、ダンスレッスンなど200以上のイベントが街のいたるところで開かれ、今年は50万人以上がこの2週間の間にタンゴを楽しみに来たそうだ。
いつか行ってみたいと思ったこの時期のブエノス、
今年は念願かなって世界選手権観戦ツアーに参加することに。
タンゴはこんな最果ての国のダンスだけど、
そして,世界一難しいと言われるダンスだけど、
日本人は強いのだ!!!
今回もだが、毎回ファイナルまで日本人の名前があがって来ているし、
チャンピオンになった年もある。
これって、日本の国技の相撲で外国人力士が優勢なのと同じ現象?
ブエノスで乗ったタクシーの運ちゃんも、
「日本人とコロンビア人は強いねー!」
って言ってたお墨付き(?)。
なので、日本人選手の出場中は、ツアーの誰かが持っていた日の丸を客席から振って応援した。
予選~セミファイナルまでが行われた、ブエノスアイレス市の展示場、Centro de Exposiciones
観戦の合間にショッピング。タンゴドレスのミミ・ピンソン、シューズのダルコスなど有名どころが
軒を連ねている。
ちなみに今大会では、32カ国から487組のカップルが出場しているとのこと。
オリンピック種目になってもいいですよね?絶対日本人は金メダル狙えると思うし。
そしてファイナルの行われたルナパーク。武道館みたいなところだけど、
冷え性の私はお尻にホカロン2つ貼って観戦。
でも、大会最終日、ステージ部門ファイナルは選手権のみならず、
ショーも素晴らしく、伝説のダンサーと言われているペアによるパフォーマンスや、
オーケストラの素晴らしい演奏なども楽しめて、お尻の冷たいのなんて吹っ飛ぶくらいの盛り上がり。
驚くことに、世界選手権大会は出るのも観るのも無料なのである。(事前配布の整理券が必要)
んもう訪れる人すべてにタンゴを振る舞っちゃう、
みたいなブエノスの気っぷの良さに感服するとともに、
タンゴはブエノスの誇りなんだとつくづく思わされた。
日本だったら、国を挙げて何かを振る舞うことができるかなあ?
セビーリャはオペラの舞台!
アンダルシア州の州都、セビーリャはフラメンコと闘牛の発祥の地。これぞスペイン!な文化を生み出したセビーリャは、「もっとも素晴らしい」という意味を持つ。なんでも、ヘラクレスがつくった町なんだそう。
これらの写真は、スペイン広場。
1929年の万博の跡地なんだそうだけど、タイルアートが時を隔てても色鮮やか。
ここは、「アラビアのロレンス」や、「スター・ウォーズエピソード2」のロケ地賭しても有名だ。
また、セビーリャは様々なオペラの舞台そしても知られていて、「カルメン」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」など枚挙にいとまがない。
うんうん,街角に立っているだけでドラマだっ!
そして、カトリックの大聖堂としては世界最大を誇るセビリア大聖堂。
この中にはコロンブスの墓があるのだが、墓石とかがあるのではなく、この銅像たちが担いでいる棺の中に遺骨が納められているのだそうだ。
世界を股にかけた冒険家の遺骨、やっぱり地に足をつけていないんだなあ~。
ちなみに、コロンブスの息子の墓も傍らにあった。
しっかし、日が暮れない!
大聖堂の鐘楼が黄昏どきをむかえたのは,何と午後10時。
太陽はシェスタもとらず、この時期は連日超過勤務!
夜の帳がおりると、辻々のバールに明かりがともっていい感じ。
セビーリャの旧市街サンタクルズ街は、中世の面影が残る石畳の町。馬車も通っていて映画のワンシーンのよう。
そして、雰囲気のいいバールやお土産屋さんが軒を連ねているのは,迷路のような路地。
よく,海外旅行の注意として、「細い道には入らないようにしましょう」なんて言われるけど、ここでは細い道しかないから注意事項、守れませーん。
路地愛好家の私には、道にさえ迷わなければ楽しいところ。
そんなサンタクルズ街のオリーブオイル専門店で、今回私はオリーブオイルティスティング・セッションを受けることに。
ショップのHP http://www.extraverde.es/
ここで,オリーブオイルのレクチャーをしてくださるのは、
セビーリャ在住の田中富子さん。田中さんはオリーブオイルアドバイザーのほか、食品輸出入仲介業、執筆業と、スペインと日本を股に奔走されている方。オリーブオイルのセッションを日本語で受けられるというので、日本からコンタクトとって、今回の受講となったわけです。
田中さんHP http://www.creapasion.com
セッション風景。ティスティングの際は、水とリンゴで口直しをしつつ。
スペインのオリーブオイルは、数種をブレンドして作る他の国のものと違って、
単一品種で作るのだそう。 ティスティングで一目惚れ(一口惚れ?)して思わず私が購入したのは、
アンダルシアで最も多いと言われるピクアール種のオリーブオイル。あの、レーザービームみたいな太陽光線をまっすぐ受けたような,ドライな味は他では味わえないかも。
ビターなのは、ポリフェノールの味なのだそう。(うーん!若返るーーー?)
この種のいいところは、安定度が高く保存がきくこと、ビタミンE、オレイン酸そしてポリフェノールがたっぷりなところ!
バールに置いてあるオイルは、気をつけないと酸化しているものもあるとか。
ちなみに,お土産屋さんで売っているのは,クオリティ的に微妙なところだそう。
私は2本、ピクアール種のオイルを買ったけれど、パンに玄米ご飯に豆腐にgoooood!
もう,オイルというよりはジュース!
すでに1本使ってしまったので、ラス1がなくなったらまたいっちゃおうかなあ????
イスラム情緒の漂うアンダルシア
マドリードからは地中海を目指して、アンダルシア地方へ。
海を隔ててすぐアフリカというロケーションから、アンダルシアはイスラムの色濃い地域だ。
写真は、イスラム建築の最高傑作とも言われる、アルハンブラ宮殿で。
今じゃあここに入るのに入場制限があったり、セキュリティがスゴく厳しいのだけれど、
その昔、最後の王朝が滅びてからは廃墟となってしまい、
ジプシーや浮浪者が勝手に住みついていた場所だったのだそう。
そんな折、あるアメリカ人ジャーナリストが旅の途中にここに住みつき,小説を書いたそうで、その作品は「アルハンブラ物語」として世界中に広まった。アルハンブラ宮殿が再び脚光を浴びるようになったのは、それからなんだそうだ。宮殿内にはその著者、ワシントン・アーヴィングのいた部屋も。
また、宮殿内は美しいタイルの壁が多く、
ここに書かれている「PLUS VLTRE」は、「世界は果てしない」という意味で、なんとも大航海時代のスペインらしく、旅を書く者としてはちょっとうれしいかも。
(ちなみにスペインの国旗にも、このPLUS VLTRE(VLTRA)は書かれている)
宮殿の全景。敷地面積14000㎡の宮殿は町を見下ろすように高台に建っている。
容易に敵が攻めて来ないようにと、宮殿までの道はけっこう複雑。
宮殿が立派であればあるほど、王様の孤独を感じてしまうのは私だけかなあ?
そしてコルトバ。イスラムのモスクとキリスト教の聖堂のハーフ&ハーフなメスキータへ。
円柱の森。785年の完成以来、毎日が開店祝い???な紅白のアーチ♪
さらに南へ,
日本じゃ滅多に乗らない新幹線(AVEっていう)にもいっぱいのって、
延々と続くひまわり畑を通って、
地中海を臨む町ミハスへ。
ミハスはこのあたりの定番?の白い町。どこもかしこも建物は白、白、白!
洗ロバ中~気持ちよさそう♪ロバはタクシーなのです。
今度は絶対、この先のビーチ、コスタ・デル・ソルに行ってやるーーーwith 素敵な誰かと・・・。
でも,旅はまだまだ続きます。